赤と青の買い物かご

最近読んだ本の中であるアジアの小売店には赤と青の2種類の買い物かごがあることを紹介されていました。赤は「店員さんにはなしかけてほしい」、青は「一人で静かに物色したい」を意味しています。
私は人見知りなこともあり、「話しかけて来ないでくれ!」と心の中で思っているので、ありがたいシステムだと感じました。

さて、このような選択肢が与えられた場合、無意識に赤か青のどちらかの買い物かごを手に取るイメージをされたのではないでしょうか。

本の中ではこれこそが小売店の狙った効果だと紹介されていました。本来あるはずの買い物かごを持たないという選択肢が除外されることで、買い物かごを持つことがデフォルトの状態にすることが狙いだというのです。
このシステムは買い物かごは持っている場合の方が持っていない場合に比べ、滞店時間や客単価が増加するという傾向から施行されたビジネスシステムです。

確かに買い物かごを持っているときの方が購買意欲は高い気がしますし、大量の商品をかごに放り込んでいる自分が容易に想像できます。
私たちがこの事例から学べることは、無駄な買い物をしたくなければ買い物かごを持つなということです。すなわち「コンビニで買い物かごを持つことは避けるべし!」

新人M