この動画では事業性評価を用いた経営の黒字化支援として、弊社で用いている事業性評価シートについて、
全4節にわたりお話しします。
今回第2節では事業性評価シートの企業概要とビジネスモデル俯瞰図の記載の仕方をお話しします。
この動画では事業性評価を用いた経営の黒字化支援として、弊社で用いている事業性評価シートについて、
全4節にわたりお話しします。
今回第2節では事業性評価シートの企業概要とビジネスモデル俯瞰図の記載の仕方をお話しします。
こちらでは事業内容に加えて従業員規模や経営者が考える近い将来など、「経営者が何を目指してどの様な事業を行っているか」を記載します。
①では会社名と代表者の年齢を記載します。
代表者の年齢は会社の成長性を考える上において大切な判断材料となります。
②では行っている事業内容を具体的に記載するとともに、取り扱っている商品やサービスを記載します。
その事業の将来性の判断できる情報とともに、その事業で取り扱っている商品やサービスを示すことで、その事業内容をより明確に伝えます。
③では後継者の有無やその年齢と現在の経営者との関係性、また従業員数を記載します。
代表者が高齢の場合、明確な後継者がいることは融資する銀行へ安心感を与えます。
またアルバイトを含めた従業員数を表現し、人員規模を明確にします。
④経営者として、自社の3年後、または5年後にどのような会社となっているか、またどのような事業を行っているかを記載します。
経営者が会社をまた事業をどのような方向性をもって経営しているか表現することで、会社の将来の成長性を判断する材料となります。
⑤融資を受けている銀行と現在の借入金額を記載します。
メイン銀行またサブ銀行はどこであり、またどの銀行からいくらの借入をしているかを一覧で表すことで各銀行との関係を表します。
まず「ビジネスモデル」とはどのようなものをいうのでしょうか?
「ビジネスモデル」とはその言葉の通り商売の体系となります。
「どの様な顧客」に「どの様な商品やサービス」を「どうやって届けるのか」
また「どの様なパートナーが必要か」「どれだけのコストをかけて。どれだけの収益を得るのか」などの要素をさします。
つまり、自社のビジネス要素全体を表したものとなります。
さらに、このビジネスモデル全体の要素を可視化したものが「ビジネスモデル俯瞰図」となります。
弊社が取り入れている「ビジネスモデル俯瞰図」では、
主要となる仕入・外注先と販売先を記載し、3期間の「仕入、外注先の推移」と「得意先の推移」を表しています。
そして当社の特徴を内部環境と外部環境のそれぞれの視点から記載します。
内部環境面については自社が同業他社と比較して「品質面」「価格面」「納期面」のどこに優位性があるのか、またどのような特徴があるのかを記載します。
得意先から選ばれた理由を自社なりに分析をします。
また外部環境面については「営んでいる業種についてはどこに顧客のニーズがあるのか」「競合他社との競争状況について厳しい環境なのか」
「販売先や仕入先等について、価格などの交渉力は高いのか」そして「新規参入や代替品がある商品やサービスなのか」などを簡潔に記載します。
今回第2節では、事業性評価シートの企業概要とビジネスモデル俯瞰図の記載の仕方をお話ししました。
次回第3節では、現状分析の記載の仕方をお話ししますので、ぜひ視聴下さい。