この動画では事業性評価を用いた経営の黒字化支援として、弊社で用いている事業性評価シートについて、
全4節にわたりお話しします。
今回最終回となる第4節では事業性評価シートの今後の行動や展開・将来性についての記載の仕方をお話しします。
この動画では事業性評価を用いた経営の黒字化支援として、弊社で用いている事業性評価シートについて、
全4節にわたりお話しします。
今回最終回となる第4節では事業性評価シートの今後の行動や展開・将来性についての記載の仕方をお話しします。
まず、こちらでは「現状分析」をもとにした、「経営課題」や「解決に向けた行動」を記載します。
経営課題を考える例として、「弱み、問題」と判断した項目について、クリアするために何が必要であるかを考えることがあげられます。
例えば、「事業承継」が弱みと判断している場合、後継者が決まっていないのか、後継者の能力に不安があるのかなどが経営課題となります。
また「財務会計」が弱みと判断している場合、毎月の借入金返済額が高いために必要な設備投資に資金が回らないなどが経営課題となります。
そしてその「経営課題」が明確となれば、その課題をクリアするためにどのような活動、行動が必要であるかを考え、その活動や行動を行っているかを記載します。
「現状分析」を丁寧に行い、その分析結果から「弱み、問題」を「経営課題」に落とし込むことで、具体的な行動すべきことにつなげていきます。
その時に行動が出来ていない場合は「行動が出来ていない」旨の記載を行ってください。
数年にわたって行動につながっていない場合は、そもそも「弱み、問題」や「経営課題」でないことも考えられます。
続いて翌期以降に関する資金ニーズについて記載します。
この欄は翌期以降に発生するであろう支出について、融資を検討している場合にどの項目について融資を検討しているかを記載します。
設備投資についての資金ニーズは、売上高の増加に直接つながらない保有機械設備の買替や社屋等の補修に該当するのか
それとも売上増加につながる工場の増築や新規受注に向けた機械設備の増設に該当するかによって分けて記載する必要があります。
それ以外に納税資金に対し融資を検討しているのか、その他運転資金の不足に対する不安解消のために融資を検討しているのかを出来るだけ詳しく記載します。
最後に今後の展開や将来性を記載します。
この項目は「経営環境、企業内の状況、将来性」などの視点において、顧問事務所としての所感を記載します。
各項目で記載した企業概要やビジネス俯瞰図、また内部環境や外部環境に基づいた課題などを含めて、過去から現在まで、
また現在から未来に向けて、金融機関をはじめとした利害関係者が将来性の判断につながる事項をまとめるのとともに
顧問事務所として、どの課題を解決することが事業の継続につながっていくのかを記載します。
これまで4節にわたり事業性評価シートについてお伝えしてきました。
弊社の顧問先様でこの事業性評価シートを作成し、こちらから情報を積極的に開示したことにより融資がスムーズになったという事例がありました。
そのようなメリットもありますが、顧問先様の現状の把握と将来のために行うべき行動を社長様と一緒に思考するツールとしての活用が主たる目的であり、
それにより将来にわたって顧問先様の発展と存続につながっていくと弊社は確信しています。
また、後継者が会社の現状や今後を把握できるため事業承継の役にも立っています。
弊社としては、事業性評価シート作成を通じて、社長様の頭の中の整理整頓のお手伝いし、毎月の巡回の際にその内容を更新していきます。
これらのサービスは弊社の法人の顧問先様には原則無料で作成しておりますので、ご興味がある方は弊社までお問合せ下さい。
事業性評価シートについての動画は以上となりますが、
その他、経営にかかわる動画をアップしていきますので、是非ご視聴お願いします。