人材募集に工夫を!

少子高齢化が進む中で若者の価値観の変化も見られ、製造業や建設業などの中小企業の人材採用が年々厳しくなってきています。大手企業は豊富な資金力や多岐にわたる働き方を示すことで、新規雇用者の確保を行なえますが、中小企業は働きやすさなどの大手企業に無い条件提示をアピールすることが必要となってきています。

ある町工場では、定年退職し不足する人材を補填するために1名の新規募集を行いました。求人サイトに登録する際に他社とほとんどの内容が同じとなるため、現在の雇用条件で他社と違う事項の洗い出しを行いました。その中で特徴的だった「①終業時間が16;45であるため渋滞に巻き込まれずに帰れる」「②従業員同士の業務の連携が無いため、話す必要がほとんどない」の2点を強調して募集をしました。その成果として求人サイトに登録して早々に2名の応募があり、1名の採用につながったとのことです。残業も多くないことと、従業員同士のかかわりが薄いことが支持された結果となっています。

まだしばらくは人材不足が続くと考えられるため、今一度自社の雇用条件や従業員の特徴を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

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