非上場の株式の配当について

お客様で非上場の株式の配当を、毎年受け取っておられる方があります。毎年確定申告をされている方は、その配当分も併せて申告していたのですが、ご兄弟でサラリーマンの方はいつも年末調整で終わってしまうので、配当分の申告が漏れてしまっていました。

非上場の株式は配当受け取り時、所得税は引かれていますが、住民税は引かれていません。なので確定申告をしなくても、所得税の方は追加で納税は発生しないのですが(それでも年間10万円以上の配当を受け取っていれば確定申告の義務はあります)、住民税の方は配当受け取り時に納めていないので、次の年の住民税を計算する時に含めなければなりません。

実は非上場の株式の配当については税務署が誰がどれだけもらっているかを把握していて、納税者が住む市の方へもその情報は伝わっているそうです。なので、そのサラリーマンの方の配当額は市が把握していて、住民税の計算時に加算されていたので問題はなかったのですが、次からは確定申告をして下さいとお伝えしました。

営業担当N