160万円と106万円の壁

税制改正などにより年収○○万円の壁という言葉をニュースなどで見たり聞いたりすることが多くなったのではないでしょうか。
実際、顧問先様へ伺った際にも、この年収○○万円の壁について質問を受けることが多くなった印象です。
そしてよく質問されるのが、160万円、106万円の壁についてです。

「年収160万円の壁」はついては、今まで年収103万円までなら所得税がかかりませんでしたが、令和7年度税制改正により所得税の控除される金額が上がったことにより、年収160万円までなら所得税がかからなくなりました。

また、「年収106万円の壁」については、収入106万円を超えると社会保険料の負担が発生していましたが、2026年10月に「年収106万円の壁」が撤廃され賃金要件がなくなり、週20時間以上の勤務といったその他の要件で社会保険料の負担の有無が判定されることになります。

それぞれの壁については所得税と社会保険料で内容が異なりますが、以前として社会保険料の負担の方が手取り額に与える影響は大きいと考えられます。

営業担当O